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日々約400字を羅列する脳内すけすけなログ

2024|02|21-29

 

運命

なんだかベタなタイトルにしてしまったけれどそのくらいなことが起きた。こうして綴っている今この瞬間もびっくりがとまらない。

もうこの先わたしの人生のなかで関わることのないだろうと思っていたひとに再会した。きっと相手もそう思っていた気がしている。意外と共通点が多くて、好みやセンスが重なる部分が多い。でもなんとなく深く関わったことのなかった相手。こんな再会を果たすなんて仕組まれているのかもしれない。神に。一期一会、とよく言うが二度目があるなんて。二度あることは三度ある、は人間関係には適応外だと思っているから、三度目はないという気持ちでこの再会を無碍にしないよう生きていきたい。

わたしは、わたしはすごく嬉しかったけれど相手は自分との再会なんて望んでいなかったのかもしれない。こんな人間とまた関わらなきゃいけないなんて地獄だと感じているかもしれない。そう念頭に置きつつ一人で突っ走らないようにせねば、とここに記しておく。

2024-02-21 (Wed.) 21:17

 

この星の

数日前の春の予感なんてうそみたいに、つめたくてつよい風に吹かれた一日。灰色な空模様につられて心まで彩度を失って。マイナスにマイナスをかけてプラスになるのは数字の世界だけだと思い知らされた。算数も数学も大の苦手で避けて生きてきたのになんで今更こんなことが頭をよぎるのか。

この街のなかでは大通りに分類されそうな道を歩く。さまざまな機械から生まれた排気ガスでこの身を汚しつつ、私の何倍ものスピードで走る車たちに続々と抜かされて心が折れそうになる。普段はなにも思わないのに。外と中を隔てるものが一枚しかない空間に場を移し、轟く風の音を聴きながらこの星の怒りを感じる。排気ガスもその要因のひとつだろうか。人間は存在するだけで罪、そんなことしか考えられないほどネガティブな自分が消え去ってくれるのを耐える。晴れたら、それこそまた春の予感を感じたらポジティブになれるんだろうか。この星の怒りを喜びに変えたい。

2024-02-21 (Thu.) 17:51

 

根底に棲む

あー。本当に会話が下手。下手すぎるんだよ。また明日って別れた瞬間から後悔がやまない。私だってコミュ強ってやつになりたかった。どうすりゃいいんだ。

最近は年配の方に囲まれがちで聞き役に徹していた(できていたかは別として)からか本当に会話のキャッチボールがより下手になっていた。すべて自分の責任。相槌のタイミングも、その場に適した話題も、相手が欲している言葉もなにもかも察せなかった気がする。なにより眠いだのなんだのネガティブなことばかり発してしまった。会話をするとき脳内でできるだけプラスに変換して返そうとしているのに本能、というか根底に棲むネガティブに抗えきれずに気づいたら声に出していた。気持ちが沈むようなことばかり言葉にされたらヤだよね。分かってるのに。

明日こそ、明日こそきっと上手な会話を披露してやる。全部プラスに変換させて打ち返してやる。眠気には勝てないだろうけど。まあ見とけ、神よ。

2024-02-23 (Fri.) 20:29

 

執着に分類

アイドルやモデルなど容姿を売りのひとつにしているひとのなかでも特に惹かれたひとを何人か挙げると共通点が見えてくる。わたしの好みに一貫性など存在しないと思っていたけれど、最近色々なコンテンツを見るようになり好きの蓄積が加速しやっと好みの系統が掴めてきた。多分だけれど、いい意味で主張の強いパーツがなくすべてがそつなく平均的に美しい、そんな造形に惹かれがちだ。ここでの平均は50点という意ではない。なぜならわたしにとっては平均こそが美だから。

顔タイプでいうとフレッシュが好き。爽やかで親しみやすくて実年齢より若く見られがちで分かりやすく前髪が似合う。超ざっくりと説明するとそんなお顔。

うーん。自分自身が、自分が信じている美しさとは正反対の容姿をしているからこそ美に対しての執着から逃れられないんだろう。その執着を他者に向けるなと思うけれど美しいと思う感情を執着に分類したくない。

2024-02-24 (Sat.) 24:12

 

健康診断

久しぶりになにもない一日で気を失ったように眠った。毎日こんな生活をしていたい。すべて投げ出して、すべて捨ててしまいたい。宝くじ当てたい。

自費で健康診断を受けることになってしまった。健康診断って一万円近くするんだ、とお得意の世間知らずを発揮させながら少しでも安いところを掘り当てる気持ちで調べまくった。もう何年も受けてないしなにかしらの病気が発覚したらどうしよう。普段は死にたいわけでも生きたいわけでもない、ぐらいの心持ちで生きているけれど実際に己の体に危機が迫っているかもしれないと思うと怖くなる。本当に自分本位で身勝手な人間だ。自己嫌悪が加速する。

尿検査、視力検査、レントゲンとか学生時代を思い出す。あの頃は、授業潰れるのは嬉しいけれど面倒って気持ちでしかなかったのに今考えるとありがたいことだったなと思う。体操服で出席番号順に並んで、簡易的で静寂に包まれた空間で自分の番がくるまで立ち尽くす時間。変な瞬間ばかり脳裏をよぎる。

2024-02-25 (Sun.) 23:36

 

海の外

昨日に引き続きひたすら眠っていたから書くことがない。最近夢もみないし。なんとか絞りだして書いてみようと思う。期待しないでね、誰もしてないだろうけれど。

日本からみたら海外≒外国が成立するが、海なし県ならぬ海なし国からみたら成立しないのだろうか。パスポートすら持ってないし日本から出たことも出る予定もないから確認のしようがない。海外って海の外、海の向こうの国といった意味だが、海なし国からしたら海自体が外であり向こうもなにもなく海外=地球より外といった認識かもしれない。そして海外の人ではなく海外の生命体かもしれない。地球外生命体の存在の有無はいったん置いといて。

冷静に考えてそんなわけないだろうけれどさって思うようなことばかり考えるのが好きで。くだらんな、と思いつつも面白がって聞いてくれるひといないかな。わたしもひとのそういう話を聞きたいし。生産性など存在しない世界で生きていたい。

2024-02-26 (Mon.) 22:03

 

経済を回す

新たにハマりそうなコンテンツに出会ってしまった。ただでさえ日々金欠で浪費家だから今年こそ貯金に勤しもうと思っていたのに。助けてくれ、いや助けないでくれ。沼からは出たくないからだれか沼に大金を落としてくれ。

この世には魅力的なひとやものが多すぎるし、そんな存在たちに日々生かされている。わたしは散財するために生まれてきたのかもしれない。よく言えば経済を回している、だが回せるほどのお金は持ち合わせていない。貧乏な人間が生活費を削りつつ浪費しているだけ。好きでやっていることだけれど危機感と罪悪感と常にとなり合わせ。

よく⚪︎⚪︎億当たったらどうする?みたいな問いがあるけれど、そのたびに心のなかで貯金一択でしょって答えている。が、実際に大金を手にしたらどう考えても使いまくるのが目に見えている。いくつかのクレジットカードを駆使して可能額のギリギリを攻めそうだ。お金は使うためにある、それこそ経済を回していると言い訳しながら。

2024-02-27 (Tue.) 16:30

 

アイスとひこうき雲

7時間ぶりに外の空気に触れる。夕方は特に空気がおいしく感じて幸せってこういうことじゃんとお得意の自己完結をさせ、お迎えの待つ駅まで向かう。

信号待ちのあいだ目の前を通り過ぎていったタクシーに運転手さんが凛と座っているのが目に入り、どうしようもなく猫背な背中を伸ばしてみる。シャッター街になりつつある駅前付近をうっすらと視界に入れながらエスカレーターまで足を進める。目の前に立つ高校生のスクバの底にプリクラがたくさん貼られていて、薄汚れたわたしには切なくなるくらいまぶしく感じた。べつに学生じゃなくてもスクバを持ったってプリクラを貼ってデコったっていいのに。若干の憂鬱を抱えながら車に乗り込む。どんどん田舎になってゆく景色を見つめながらスーパーへ向かう。一時期ハマっていたアイスがいつの間にか値下げしていてまだ寒いのに衝動買いをしてしまった。しょうがないからオレンジ色の空を眺めつつ食べ進める。

ひこうき雲のグラデーションのとこがめらめらしていて彼方で特大のエネルギーがうごめいているのを感じる。乗客がいるのか分からないけれどきっとひとり以上は乗っているであろう飛行機の無事を祈りながらぼーっとしていたら、ふたつあったはずのひこうき雲がひとつになっていた。

2024-02-28 (Wed.) 19:29

 

自主ノート

本を読む暇すらない。あと3週間くらいはこんな日々が続きそう。時間は待ってくれないから返却期限の迫った詩集を急いで読んだ。小説やエッセイに比べて一瞬で読めてしまうけれど、詩や短歌、川柳といった余白までが作品なものほど時間をかけて読みたいのに。とんでもない勢いで読んでしまったことに対する罪悪感に押し潰されそう。

最近、小学生のころの宿題のひとつ、自主ノートのことをよく思いだす。名前のとおり、自分のやりたい勉強をしようねってもので一日一ページ埋め尽くしたらOKという割とゆるゆるな宿題だ。ドリルノートの延長線上のように使用するひとが多かったような。わたしは言わずと知れた勉強嫌いだったから、絵を描いたり曲をつくったり動物について調べたことをまとめたりしていた。曲をつくる、なんてかっこよく書いてはみたが別にそんなことはなく当時ピアノを習っていたから右手のメロディーだけ適当に考えて、適当に楽譜に起こして、適当に歌詞をつけただけ。よくあれを丸にしてくれていたな、と心から思う。

2024-02-29 (Thu.) 19:17