ありがとう
プレゼントってうれしいね。手紙やメッセージカードが付いてたりなんてすると、もっとうれしくなっちゃうね。わたしなんかに悪いなって気持ちと心からの感謝で満たされている。本当にありがとう。
適当に選んでいたとしても(もちろんそれもうれしく思うけど)一瞬でもわたしのことを考えて無数に存在する商品のなかから選び抜いてくれていると思うと、その事実だけで生きていけると錯覚できる。手紙やメッセージカードなんて、そのひとの言葉でそのひとの文字で書かれていて。わたしだけに向けられたそれらを死ぬ瞬間まで抱きしめて生きていけたらと本気で思う。限界がきたときにだけ開けると決めている宝物ボックス行きだよ。本当にありがとう。
数日間はお返しだけを考えて生きていこうと思う。手紙も書きたいし。絵に描いたような幸せな過ごしかたで、自分のような人間がこんなに満ち足りていいのか不安になる。フラグなんて立てる必要ないのに。
2024-10-01 (Thu.) 28:56
人前で
表舞台に立つ演者側の人間って本当にすごいなって度々思う。もちろん、人間は生きていること自体が奇跡的ですごいっていうのは大前提として。
学生の頃のわたしは、数十人の前で数分話すだけでも完璧にプレゼンを仕上げて、カンペを用意して、何度も練習して。それでようやく人前に立てるようになる人間だった。きっと今も変わらないだろうけど。だからこそ何千、何万人の人間の前で、歌ったり踊ったりアドリブで話したり。それらを生業としていて、平然としてやってのける人間を心から尊敬している。平然として見えるだけできっとそんなことないだろうし、平然として見えるようになるまでの道のりは決して平坦なものじゃないだろうけど。
いつになったら人前が緊張しなくなるんだろう。緊張はあったほうがいいって言うし、理屈としては分かるけれど、もう少し余裕のある人間になりたいよ。
2024-10-02 (Wed.) 25:45
ショートLOVE
なんで冬でも夏でもなく、秋に限って髪切りたくなるんだ。意味分からんなって思ってたけど、年中髪切りたがってるから関係なかった。本当に長いのが似合わなくって泣きたくなる。その分ショートが似合うのはありがたいけど、べつにめちゃめちゃ似合ってるわけでもないし。なにもかも中途半端でないものねだりがとまらない。
ドライヤーの時間が憂鬱だし、なにより邪魔だし。わたしの堕落した人間性と生活力のなさに、ロングは全然向いてない。その反面、ショートってドライヤー秒で終わるし、適当にアイロン通してスタイリング付ければそれっぽくなるし。この世にショートヘアが存在してよかった。ベリーショート・マッシュ・ボブ・ウルフ等々たくさんやってきたけど、またやってない髪型にしてみたいな。ハンサムショートとかしてみたいな。ここ数年は大人っぽくなりたい一心で前髪なしの黒髪を貫いているけど、それは揺らぎたくないね。とか言いつつ簡単に揺らぎそう。そういうところが子供っぽいのかも。
2024-10-03 (Thu.) 18:24
寝ればいいのに
徐々に寝る時間を早めていって、朝型人間になろうとしている。生活のリズムを正すって地味に難易度高いよね。いつも同じ時間に寝て起きて食事できたらいいなんて分かってはいるけれど、生活なんて人それぞれだから。
遅番の次の日に早番を入れるの法律で禁止してほしい。ついでに、擦れると痛いニキビも取り締まってほしい。わたしが思う「不快」をすべて法を用いてどうにかしてほしい。自分勝手にも程があるね。今のわたしは思うがままに生きてるからそんなに不快に思う瞬間はないけれど、思い出して意味分からんくね?となることが多々ある。沸々ともやもやしていて、どうにもならないことばかり考えて自分でもなんの意味があるのか分からない。そんなことしてる暇あるなら寝ればいいのに。いつになったら朝型人間になるんだよ。
2024-10-04 (Fri.) 25:15
餃子!リベンジ!
べつに料理が好きなわけでも得意なわけでもないけれど、餃子を包む作業が好きなのでたまに作ったりする。昨日、久しぶりに作った餃子が見事水餃子になったため、本日リベンジを遂行した。
焼き目をつけるときしっかりとフライパンを熱してから餃子を乗せる、蒸し焼きにするとき水ではなくお湯を入れる。スマホで得た真偽不明の情報を真に受けて、とりあえずやってみる。相変わらずコンロも直火もこわくて苦手だ。次の住居はぜったいにIHコンロがいい。恐怖心を抱えながらも、なんとか焼き始める。焼きすぎじゃない?って思うぐらい焼き続けて、いい感じに焦げ目ができるまで待つ。そして、お湯を入れ蒸し焼きにする。これまた焼きすぎじゃない?って思うぐらいちゃんと火が通るように待つ。
料理は科学だなんてよく聞くけれどこんなに身をもって感じるのは、はじめて。自分のためにする料理なんて目分量かつ適当でしかないから、すこし反省。自分を大切にするという意味でも、どんなことでもこだわりを持って丁寧に向かえという神からの指針だろうか。まあ今回の餃子は成功したからよしとする。
2024-10-05 (Sat.) 24:02
襟付きシャツのすゝめ
カジュアルな服装が好きだけれど、年齢を重なるにつれて釣り合わなくなってきた。べつにキリッとした服装が似合うようになったわけではなく、年相応の容姿と身につけているものが不一致に感じだす。なんだろうね、これの現象。
打開策として、襟付きシャツをおすすめしたい。極度のめんどくさがり屋だから、アイロンしなくても様になるようなカジュアル前提!って感じのシャツばかり着ているが、そこに襟が付いていれば大体の場所には行ける気がする。TPOを要する場所ではもちろん無理だけど、そんなところに滅多に行かないから構わない。ほんとに大人なのか疑いたくなるけど。
さらに。カジュアルな襟付きシャツって結構どうとでも着こなせる。ファッションセンス皆無のわたしが言うんだから間違いない。パラシュートパンツやスウェットパンツと合わせてほぼカジュアルに寄せたり、スラックスと合わせて若干フォーマルに寄せたり。まあ、前者しかしたことないんだけどさ。とにかく、一着持っとくと便利だよって話。
2024-10-06 (Sun.) 22:43
金木犀を待ち侘びて
すこし前に感じた秋の訪れを感じさせる気候はなんだったんだろう。確かに夏に比べたら涼しくはなっているけど、それでも起きたときに汗をかいているのは変わらない。わたしがかなりの汗っかきかつ極力クーラー付けっぱで寝たくない系の人間であるせいな気もするけれど。
みんないつまでクーラー付けてるんだろう。十年以上前のこの季節ってもうクーラー付けてなかった気がする。運動会が終わって金木犀を待ち侘びるこの数週間の暮らしやすさが好きだったのに。でもそんなことすら忘れて、この暑さにすら慣れてしまうんだろうな。感情なんて儚くて残酷だね。感情を持って生まれたからには、この残酷さと一生向き合わなきゃならないのかなってちょっと腰が引けちゃう。
いい加減、勝手に背負って勝手に自滅していくのをやめたい。だれもわたしなんかに期待してないのに。なんで気候や暮らしやすさの話から、自己嫌悪に繋がっちゃうのかな。意味分かんない。
2024-10-07 (Mon.) 14:47
反省会in内科
よく分からんワクチンを打ちに、十数年ぶりのとある内科へ向かう。必要な書類をバッグにつめ込み、季節にそぐわない半袖一枚で徒歩数分の目的地へと歩きだす。
久しぶりのとある内科は、リフォームされたのか潔癖を体現するような白い空間になっていた。若干の居心地の悪さが微睡みに変わりそうな瞬間、名前を呼ばれる。急いで読んでいた本をしまい、部屋の名前をひとつひとつ視界に入れながら呼ばれた部屋へと進む。数分間、ぼーっとしたのちに簡単な問診に入る。久しぶりに目にする聴診器になぜかテンションが上がり、そんな自分の子供っぽさに呆れながらも、この感情の起伏がバレてたらどうしよ、とどうでもいい心配が湧き上がる。べつになんてこともなくワクチンの接種がはじまり、痛くも痒くもなくまたもやぼーっとする時間が再来する。
なんてことなかったなってうれしい拍子抜けをしつつ、本を読もうとしたら、お医者さんに「立派な大人になったね」と話しかけられる。そんなこと言われる機会ないし、なにより気づいてたんかい!という恥ずかしさで咄嗟に言葉が出てこない。なんとかありがとうございます、と面白みのない言葉を並べて事なきことを得る。
立ち去ったのを確認してから、何事もなかったかのように本を開く。もうワクチンのことなんて頭になく、脳内ではさっきの会話の反省会が繰り広げられていた。
2024-10-08 (Tue.) 22:55
無意識の断食
眠気がカンストしたのか14時間ほど寝てしまい、無意識のうちにオートファジー的なことをしてしまった。その横文字の単語をよく理解してないけれど、基本は16時間の断食をすることで細胞内にある不要な物質を分解する仕組みらしい。
そりゃできるだけ健康であれたらと思うし、いつだって不要な脂肪が消えて必要な筋肉ついてくれ!と他人事のように思ってるけど。自堕落な生活と健康が勝手に両立してくれないかなとか思ってるけど。べつにダイエットしてるわけでもないのに無意識のうちにオートファジーなるものを決行していた自分に戸惑っている。どこかで見聞きした単語が頭の片隅に残っていることはよくあるけれど、だからと言って形にするほど心に残るものなのか。いや、ただただ眠くて起きたら夕方だっただけで健康がどうとか無意識であっても意識してなさそうだけど。
断食もダイエットも食事制限も気分じゃないからしないけど、わたしのように睡眠命のひとは知らないうちにしちゃってるのかも。その横文字の単語を。
2024-10-09 (Wed.) 21:40
季節が変わるたびに
今日こそ早起きだ!と意気込んでいたのに、あまり眠れずにいつも通り昼過ぎに目を覚ます。とりあえず適当に髪を整えて適当にごはんを作って朝兼昼ごはんを食べる。中途半端に終わっていた読書を再開しながら、のんびりと過ごす。
ふと、室内にいながらも秋の気配を感じる。突然思い立ったかのように換気をはじめる。今この家には読書をしているひとしかいない無音の空間だからちょうどいい。学生らしき人物たちの話し声や、近隣の住宅から聞こえてくる生活音を耳から耳へと滑らせつつ、なんとか読み終える。本を読んでこんなに泣くなんてはじめてかもしれない。涙が染み込んだティッシュの量を見てドン引きしつつも、手持ち無沙汰になる。やることなんていくらでもあるのに。
徐々に下校する人物たちの気配が増えてくる。夕方じゃん、わたしのいちばん好きな時間の夕方じゃんと謎にテンションが上がり、起きたまんまのパジャマ姿で家を飛び出す。病院から脱走してきみたいだけど、今はそんなのどうでもいい。久しぶりに歩くお気に入りの散歩コースは、彼岸花やすすきが揺れ、落ち葉のこすれる音が響く秋の世界に移り変わっていた。この世に産み落とされて早数十年経つというのに、この世界の美しさにはまだ慣れなくて、季節が変わるたびに何度だって新鮮に感動する。
秋の空気を全身に巡らせて、帰路につく。予定よりも長くなった突発的な散歩なんて、幸せの象徴みたいじゃんって恥ずかしげもなく考えながら、もうすこしだけ生きてみることにした。
2024-10-10 (Thu.) 20:10